石川智司写真展「現なし」
2014年8月3日(日)~8月10日(日)(展示は終了しています)
開館時間 9:30~18:00 休館日 毎週水曜
カラーネガフィルムをコーヒー現像で淹れました。
ホットでもアイスでもなく、ちょっとほろ苦い
インスタントなコーヒータイムはいかが?
【作家コメント】
褪せた色にすることによってノスタルジー、
ましてや「心象風景」を意図していたわけではなく、
たまたまこんなかんじになりました。
いつ撮ったかわからないカラーネガフィルムを自宅で
現像しようかと思っていたら、
某社のカラー現像キットの生産が終わってしまいました。
そこで以前雑誌で読んだインスタントコーヒー現像を
やってみることにしました。
ネットには詳しいやりかた・レシピがのっているサイトもあり、
ある程度参考にしてとにかくやってみました。
インスタントコーヒー・薬品の量・液温・時間は
1本ごとにその都度変え
それぞれ異なったトーンのネガができました。
無駄にしたフィルムは2~30本位でしょうか、
デジタルソフトやiPhoneのアプリなどを使えば
昔のフィルム風な写真など自在な現在、
フィルムにこだわる必要はないのかもしれません。
ただ私が写真をやっているモチーフが
鮮明で解釈的知性を満足させるものではないので…
いい具合いに出来たのではないかと思っています。
「全ては偶然にすぎないんだ」
ミロスラフ・ティッシー
1967年 茨城県生まれ。現在、北茨城市在住
21才頃から写真を始める
2012年 東京・新宿 サード・ディストリクト・ギャラリーで初めての個展
タイトル:「軽く擦る」
2013年 福島県・いわき市 ギャラリーコールピット
タイトル:「ゆらぐ」