池本さやか写真展「パリ ー 猫・花・空 ー」
2015年1月5日(月)~1月25日(日)(展示は終了しています)
開館時間 9:30~18:00 休館日 毎週水曜
「2000年から約二年のパリ在住期間に撮りためた、日々のモノクロ写真の中から、未発表作品を展示致します。芸術の香りあふれる街で異邦人である自分を見つめ直した思いがそこに。」
作家コメント
2000年から2002年の間、写真を勉強したくてパリにいました。
そこは昔から、街中が芸術を愛する場所、世界中からあらゆる分野のアーティスト達、またはそれに憧れる人達が集まる場所。
「表現は自由だ」ということを学びました。
同時に異邦人である、ということがどういうことか、考えていました。
このまま外国に残るか、日本に帰るか、毎日考えない日はありませんでした。
写真学校に通っていましたが、外国から来ていた友人達は同じような悩みを持っていて、よくカフェで時間を忘れて話をしたものです。
最終的に私は、お金もなく、フランス語力もなく、ビザもなくなるので、日本に帰りました。
自分がどんな人物になれるのか、そんなことを考える日常で撮った作品の中から未発表のものを再採掘してみました。
ご笑覧頂けたら幸いです。
2014.12月 池本さやか
東京生まれ。
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業、同大学地域研究研究科ラテンアメリカ地域研究修了。
1993年朝日新聞社入社、西部本社写真部勤務、写真を始める。
1995年水中写真家中村征夫氏の師事を経て、その後フリーランス。
2000年〜2002年パリの写真学校に留学/以降東京を拠点に、フリーの写真家として多方面に活動中。
海の中(大型の生き物、魚の群れ、海中風景等)、人間の活動(スナップ、旅風景、舞台もの-クラシックコンサート、ダンス等)を撮影。最近はそれ以外の分野(オーロラ、アフリカの動物等)にも挑戦中で、テーマは「地球とその上のLife」。
2003年からJCII(日本カメラ財団)、2008年からニコンカレッジなどの写真講座の講師を行う他、雑誌等の連載、NPCI (Nikon Photo Contest International)、IPA(INTERNATIONAL PHOTO AWARDS)ほか写真コンテストの審査員なども。
HP:http://sayaka-ikemoto.image-i.net