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福島県いわき市平字紺屋町45 紺屋町ビル3階
TEL : 0246-38-3152
FAX : 0246-38-3153


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鈴木利明 中里迪彦写真展「3.11 4.11 いわき市」

 2015年2月1日(日)~2月15日(日)(展示は終了しています)
 開催場所 アートスペース モーター(東京)
 開館時間 12:00~20:00 休館日 月曜

鈴木利明 中里迪彦写真展「3.11 4.11 いわき市」

今回の展示について

2011年3月11日東北地方太平洋沖地震、福島県いわき市平豊間塩屋町にて高さ9m近くの津波が襲来する最中、自身の経営する民宿「えびすや」の屋上から襲い来る津波の様子を撮影した鈴木利明氏の作品と、同年4月11日福島県浜通り地震による被災の様子を撮影した中里迪彦氏の作品を展示いたします。


・鈴木利明コメント
いわき市の豊間海岸は美しい砂浜が広がり、砂の上を歩くと「キュッ、キュッ」という独特の音を楽しむことが出来る美しい渚だった。
2011年3月11日、東日本大震災発生。
津波に備え防波堤の切れ目に木板で閉じていると異常な引き潮が見えた。
妻を高台に避難させ私は無我夢中で自宅民宿に戻った。
その時にたまたま玄関で目に入った妻のデジカメを咄嗟に握りしめ3階建ての屋上から襲い来る津波の状況を撮影しました。
あの日から三年十ヶ月が過ぎ津波により消えてしまった砂浜は少しではあるが戻りつつある、しかし皆の記憶から消えること無いよう この経験を多くの人に伝え、後世の人に役立つ事を願っています。

【作家プロフィール】

鈴木利明 昭和16年生まれ
青年期は南氷洋の捕鯨母船に乗り込み活動、次いで北洋のサケ・マス魚船団の母船に乗り過酷な体験をし、領海が200海里に設定され北洋産業が制限された時点で船を降りる。
昭和47年故郷のいわき市豊間町海岸にサーファーや観光客のために民宿「えびすや」を開業し豊間町観光組合会長などを歴任。
現在はいわき復興支援団体「プロジェクト 傳」の会長を務めながら、その先頭に立って活動している。


・中里迪彦コメント
東北地方の最南端に位置する「いわき市」も2011年3月11日震度6強の大地震に襲われ、家屋の倒壊、津波による流出、液状化現象、直下型地震による断層の発生と崖崩れなどで人的、物的被害が続出、通信連絡網の混乱や道路の断裂による交通麻痺など甚大な被害を蒙った。更に原発事故による放射能汚染がひどいという風評が拡大して生活必需品を運ぶ運送業界もいわき市までは来ず、水、食料、ガソリン、燃料などが欠乏し避難せず残っていた市民は水、食料を分け合い助け合ってしのいできた。
3月15日以降、救急歯科診療、御遺体の身元確認に従事、4月に入って他県から来てくれた医療支援チームに同行し市内各所に出来た避難所を5月5日まで巡回した。そこで身体のケアーと共に心のケアーの重要性を痛感した。

【作家プロフィール】

中里迪彦(歯科医師) 昭和12年生まれ
東日本大震災と福島原発事故発生直後より、いわき市内の被災状況は一切報道されず、市民はパニック状態に陥り一斉に避難し市内は一時ゴーストタウンの様相を呈した。また、三月末まで断水と食料、ガソリン等生活必需品が欠乏し、さらに放射能汚染を恐れて医療従事者も避難したため多数の診療所が閉鎖され、医療崩壊の恐れも生じた。又4月11日•12日と連続してマグニチュード7と、6.3、震度6の直下型地震に襲われ被害が増大した。私も地元歯科医師として医療支援チームに参加し、当時の歯科医療活動と被災状況を記録し纏め、神奈川歯科大学大学院 災害医療歯科学研究センターに協力し現在に至る。



アートスペース モーター

〒104-0042
東京都中央区入船2-5-9  入船サイト1階
TEL: 03-3552-0123 FAX: 03-3552-0113
E-mail: info@coal-pit.or.jp
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