中島秀雄写真展「Hydroelectric Power Station ―水力発電所は今―」
2016年2月7日(日)~2月28日(日)(展示は終了しています)
開催場所 コール・ピット(いわき)
開館時間 9:30~18:00 休館日 毎週水曜
「再生エネルギーが注目される現在、福島県内にある水力発電所を訪れ大判カメラで撮影を行った美しいモノクロ写真を通して見つめ直す。」
【作家コメント】
日本の水力発電事業は、19世紀後半より始まり、時代のテクノロジーによって発電効率を上げながら今日に至っています。
そして、現在、水力発電は、化石燃料に依存しない社会づくりの大きなよりどころとして、再び注目されているのです。
水力発電所とは、水の落差を利用して電気エネルギーに変換する装置を有した建物と、その背後の斜面にそって水を通す水圧鉄管、変電施設、送電鉄塔からなっています。
発電建屋、水圧鉄管、導水路、滞留池、貯水施設などをつぶさに眺めていくと、
自然環境に大きな負荷を与えず、地形を巧みに利用しながらエネルギーを取り出そうする水力発電に関わる人達の努力と、冒険に富む意志が感じる。
土木技術と機械技術の融合による自然環境を巧みに利用する水力発電の今を、大型カメラによるモノクローム写真を通して眺めてみた。
写真家・中島秀雄
【作家略歴】
神奈川県生まれ。
東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家・細江英公氏の助手となる。
1972年、細江英公オリジナルプリント展のためのプリントを担当。
1977年、細江スタジオから独立しフリーとなる。
1986年、アメリカ・バーモント州ゾーンⅥワークショップに参加。
1995年、“ゾーンシステム研究会”設立・代表。
<写真集>
『藤田昭子の原風景』(筑摩書房)
『ゾーンシステムハンドブック』(朝日ソノラマ)他
<個展>
「ナチュラル・ランドスケープ」pgiギャラリー
「光への観照」写大ギャラリー
「リバー」 ギャラリーオリーブ
「光りへのまなざし」 ポートレートギャラリー
「Ghost Town,Bodie」 アートプランニング青山、
「光への目差し」ギャラリーコールピット(2015)、他多数
<レクチャー・ワークショップ>
川崎市民ミュージアム写真講座、写真講座コルプス、東京写真文化館、東京工芸大学大学院、
大阪芸術大学、ヒットオン ワークショップ、ギャラリーイシス等ワークショップ。
東京工芸大学非常勤講師、ゾーンシステム研究会代表